0007 資格とりますか?

私は誇れるような資格は何も持ってませんが、何か興味を持ったとき、その道の資格試験に合格することを一つの目標にすると、勉強の仕方や、あるいは再就職にも有効です。
「あなたは何の資格、もってます?」

資格は初対面や第三者から能力を担保する効果がありますが、その職場において「仕事ができる」ことを保証するものではありません。
もちろん医者や弁護士、会計士や書士等の資格がなければ職に就けない職業や、これから初めて仕事をする学生達は別ですが、社会人として5年も経てば、まず「経験」が重視されます。10年も過ぎれば再就職時の資格保有はオマケ程度に考えていた方が現実的です。
経理職における簿記資格や、職務上必要な英語力、英検2級やトイック600点以上等が転職先の応募条件として募集記載がある場合、該当する資格を保持していても、それは「前提条件」であって有利ではなく、以下である場合に不利が生じる具合で、あくまで一つの基準程度に考えるべきでしょう。
ほとんどの企業は「何を勉強したか?」は問わず、「どう考え、どう行動したのか?」を問います。

様々な資格がありますが、経験として認識されない点が資格の最大の欠点と言えます。
とは言っても、何かのスキルやその職種に興味を持った場合、一番勉強しやすい、始め易いことが最大の魅力です。
どれくらい役に立つかどうか、それは本人次第です。