2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

 0145 老齢厚生年金6 支給額65歳以上

特別支給に該当する年齢は、男性で昭和36年4月1日生まれまで、女性で昭和41年4月1日生まれまでの方で、それ以後の生年月日の方は、本規定である65歳以上の老齢厚生年金の支給になります。また、特別支給の受給権者の方であっても、65歳に到達すると、老齢厚…

 0144 老齢厚生年金5 特別支給の支給額(定額部分)

さて、前回までは老齢厚生年金の特別支給における、報酬比例部分の支給額算出について解説でした。今回は、定額部分の算出になります。安心して下さい、報酬比例部分のように複雑ではありません。計算式は以下の通りです。 1676円 × 生年月日に応じた乗率 × …

 0143 老齢厚生年金4 特別支給の支給額(報酬比例部分)

老齢厚生年金の支給額算出は、まず65歳未満の特別支給の報酬比例部分について解説しますが、本来の規定、65歳以上の老齢厚生年金も算出方法はほとんど同じです。定額部分が経過的加算により、異なる計算がありますが、結果的には同じ額になります。ちょっ…

 0142 老齢厚生年金3 特別支給2

現在の老齢厚生年金の支給は、前述していますが基礎年金部分と報酬比例部分(老齢厚生)の2つに分けて支給額が計算されます。特別支給でも同じ考え方で、基礎年金に当たる部分は「定額部分」となっているだけで、意味は変わりません。特別支給(60歳からの支…

 0141 老齢厚生年金2 特別支給1

老齢厚生年金は、基礎年金と報酬比例部分を足したものが給付額となり、65歳以上から受給権が発生します。これに対して「特別支給」とは、旧制度に加入された者が、新制度や改正によって、新しい条件への移行に、不利が生じないように助する特例にあたります…

 0140 老齢厚生年金1 

前回までは国民年金、基礎年金の給付についてでしたが、今回からは厚生年金の給付、つまり「老齢厚生年金」へと進みます。老齢厚生年金の受給資格期間の要件は、老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていること。この条件が前提となります。この老齢基礎年金…

 0139 老齢基礎年金7 繰下げ支給

前回は「繰上げ支給」でしたが、今回は逆の「繰下げ支給」のお話です。繰下げなので、年金の受取を65歳より、遅らせて貰うことです。(実際には66歳以上でないと不可です)繰下げ支給はひと月あたり0.7%の増額で計算されます。従って仮に、67歳丁度で支給さ…

 0138 老齢基礎年金6 繰上げ支給

老齢基礎年金の支給開始日とは、65歳の誕生日の翌月から支給されます。もう少し正確に言うなら、誕生日の前日が受給権の発生日となるので、例えば、10月1日が誕生日であるなら9月30日が受給権発生日となって支給は10月からになります。これが10月2日の誕生日…

 0137 老齢基礎年金5 改定率について

前回にお伝えした「年金受取額の計算」の中で、全期納付に対する年金給付額(788,900円の金額)が、どのように確定されるのか?つまり「改定率」とよばれる調整が、毎年行われることによって、少しずつ変動してゆくわけですが、正確な計算方法より、どのよう…

 0136 老齢基礎年金4 支給額の計算

前回に述べた「受給資格期間」に問題がない場合、一般に65歳から年金の受取が可能、年金受給権が発生します。さて、年金受給額の計算ですが、以下の式によって、ほぼ金額が算出できます。 ※「788,900円」 × ( 「納付済月数」 + 「保険料免除月数」 ) ÷ 480…

 0135 老齢基礎年金3 受給資格期間に満たない場合

受給資格期間において、合算対象期間や特例等の短縮を計算に入れても、まだ尚、25年という期間が不足して、受給資格期間に満たない場合、残された方法としては、任意加入をして、不足月数を埋めるほかありません。手続きによって60歳を超えても65歳になるま…

 0134 老齢基礎年金2 合算対象期間

受給資格期間が25年に満たない場合、年金給付の受取ができない悲惨な事態です。このような場合、鍵となるのがこの「合算対象期間」で、これを正確に確認する必要があります。以下のことを参考にして、該当していると思った方は、日本年金機構のホームページ…

 0133 老齢基礎年金1 受給資格期間

老齢給付とは、今まで掛金を支払っていた加入者が、年を取って老後の生活に当てる年金を貰うことです。支給される年齢は、一般的には65歳からです。年金は国の方針で、国民皆年金をうたい、しかも強制加入となっていますから、65歳を過ぎれば洩れなく全員に…

 0132 年金の話、まだまだ続きます!

さて、世間ではゴールデンウィーク真っ只中ですね。私には休みは無関係ですが、一番気候が良い時期とあって、遊びにはもってこい!ですね。今までの、年金の解説は保険料、つまり年金の払い込みについてが殆どでしたが、次回からは、支給の話。受け取る者か…

 0131 共済年金

共済組合制度は、厚生年金の公務員版といったところです。制度上もほぼ厚生年金と同じです。対象になる加入者が公務員とその家族等で、もう少し具体的に言えば、国家公務員、地方公務員、私立学校教職員などが該当します。厚生年金の被保険者資格は、共済組…