2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

 0215 所得税25 不動産所得2 不動産所得の性質

所得税における不動産所得の殆どは、いわゆる賃料、家賃等の収入、そしてその家賃等に付随する敷金や礼金、共益費等の収入が主だった所得なのですが、「不動産」に纏わる税金は他にも幾つかあります。まず、不動産を購入するときには「不動産取得税」「登録…

 0214 所得税24 不動産所得1 不動産所得の範囲

不動産所得は、不動産資産の貸付けによる収入、もしくは不動産上に有する権利の貸付けによる収入に限定されます。具体的には家賃収入や地代、借地権等の貸付が代表的といえます。また、総トン数20トン以上の船舶および航空機の貸付けも該当します。しかし、…

 0213 所得税23 配当所得8 みなし配当

「当ブログ0206配当所得の範囲」で、みなし配当に該当する所得について、もう少し詳しく見てゆきましょう!「(7)合併(適格合併を除く)」。合併とは、複数の会社または事業(組織)が一つになることです。※合併には様々な形態の合併がありますが、ここで…

 0212 所得税22 配当所得7 通常の配当所得

ここで、当ブログ0206、配当所得1、配当所得の範囲で記載した「配当所得に該当する配当」をもう少し詳しく見てゆきましょう。尚、企業の利益に関する解説は、前回のブログ0211を参考にして下さい。まず、「(1)剰余金の配当」ですが、これは株式会社の普…

 0211 所得税21 配当所得6 資本金と剰余金

さて、ここで企業会計の仕組みから、配当金とはどういうものなのか見てみましょう!企業会計の財務諸表、いわゆるバランスシートでは向かって左側が資産、右側上が負債、そして右側下が純資産となります。配当は、この純資産の仕組みを知っておく必要がでて…

 0210 所得税20 配当所得5 配当所得の性質

税法が規定している配当所得の範囲や、それを裏付ける配当の性質を理解することは容易ではありません。また実際に課税方法を選択することさえ、困難です。源泉徴収の対象所得であり、総合課税、申告分離課税、源泉分離課税、特定口座の申告不要制度、そして…

 0209 所得税19 配当所得4 源泉徴収口座

特定口座で源泉徴収口座を選択、手続きれた場合、その口座には上場会社株式や投資信託の売り買いで生じた利益、損失、それから配当や分配金が、その口座の主な取引内容となってきます。特定口座で源泉徴収口座を選択するには「特定口座源泉徴収選択届出書」…

 0208 所得税18 配当所得3 特定口座

株や投資信託を買ったことがない人は、ピンとこないかもしれませんが、証券会社に口座を開設するとき、必ず特定口座も開設するかどうか案内があります。特定口座とは、証券会社等の金融機関が、その口座内で取引された株や投資信託等の譲渡利益や配当から生…

 0207 所得税17 配当所得2 配当所得の課税方法

配当所得の課税方法は、原則、総合課税とされています。しかし、実際には申告分離課税、源泉分離課税(申告不要制度)の3つの中から、投資家にとって一番有利な課税方法となるものを選択できます。● 総合課税(確定申告が必要) 配当所得の総合課税を選択し…

 0206 所得税16 配当所得1 配当所得の範囲

所得税法上、該当する配当所得は法人から受取る剰余金などによる配当で、負債の利子分が費用として控除されます。つまり「配当所得=配当による収入−負債利子」になります。以下が該当する配当所得になります。・・・・(当ブログ0207、0208、0209、0210、02…

 0205 所得税15 利子所得7 公社債投資信託

投資信託は「契約型」と「会社型」に分かれ、契約型は投資信託の受益権を投資家が購入することなので、前回の貸付信託のと似た形になります。会社型は、証券投資を目的として設立した会社の株を直接、投資家が購入する形です。契約型には、指図型と非指図型…