2012-09-01から1ヶ月間の記事一覧
貸付信託も合同運用指定金銭信託の一種ですが、内容は少し異なってきます。貸付信託には「貸付信託法」という個別信託法に位置する法律があります。 金銭信託の場合、その運用対象となる幅は広く、貸付金、手形割引、公社債、預金、不動産、株式となっていま…
合同運用とは、集められた信託財産を、一つの運用団にまとめて運用される仕組みで、合同運用信託は大きく分けると、金銭信託と貸付信託の2つに分かれます。金銭信託とは、受託者の受入れ財産が金銭であることですが、一般的には信託期間が終了して元の金銭で…
さて、利子所得の中に「合同運用信託」「公社債投資信託」の収益の分配金があります。所得税法上は利子として認識していることになりますが、その道の人ならまだしも、どういうものであるのか、あまりピンときません。この「信託」は大雑把に言えば、プロに…
利子所得に該当する公社債の種類で、多くは利付債と割引債に分かれます。現在、証券会社等で気軽に購入できる、個人向け国債は、この利付債になります。利付債は固定利付債(確定利率債)と変動利付債に分かれ、その名のとおり予め利息が約束されている国債…
さて、この税法上の利子所得について、もう少し詳しくみてゆきましょう。利子所得に該当する「利子」の範囲を前回お伝えしましたが、内容を大きく分けると3つに分けられます。一つは「預金、貯金」、もう一つが「公債、社債」、それと「投資信託」の3つです…
税法上の利子所得に該当する範囲は、以下の通りです。● 所得税法上の利子所得 (1) 公社債の利子(当ブログ0200、0201)→http://d.hatena.ne.jp/sotton/20120923 (2) 預貯金の利子(当ブログ0200)→http://d.hatena.ne.jp/sotton/20120921 (3) 合同…
前回の所得税の種類が横幅とすれば、今回の所得税納付額を確定する手順は、その奥行きって感じになります。当ブログ税金10の所得税の仕組みの中で、大まかな流れを書きましたが、実はこの奥行きの計算には、嫌になるほどの手間が存在します。前回で所得の10…
所得税に該当する所得の種類は、その利益を獲得した根拠(源泉)によって10種類に分かれます。その種類は以下の通りです。(1)利子所得 → 源泉分離課税→http://d.hatena.ne.jp/sotton/searchdiary?word=0199 預貯金の利息収入です。(利子所得=収入金額)…
この「課税単位」というのは、税金を納める者が個人であるか、集団を一つの単位として課税するのか否かの問題です。例えば、法人では一企業単位ですが、実際には連結納税がありグループ企業で一単位とも言えます。もちろん個人の所得を他人と合算するわけに…
源泉徴収はサラリーマン、会社勤めの人は毎月の給料でお馴染みではないでしょうか?そう「給料から天引き」という、言わば税金の前渡しです。日本の所得税の納付方式は「申告納税」なので、1年という期間で区切り、年に一度自ら申告して納税するはずなのです…
所得税の課税にはいくつかの方法があり、その方法を紹介してゆきます。原則としては、「総合課税」とよばれる方法で、各種の所得が合算して計算でき、税率には「超過累進税率」が適用されます。● 総合課税 個人の一年間の所得は10種に分けて、それぞれの規定…
毎日を暮らしゆくためには、何かしらの活動を行い、経済的利益を得なければ生きてゆけません。しかし、その得た利益(儲け)のずべてを、各個人こじんがそれぞれ自由に使い果たせるわけではありません。これまで学んだ健康保険にしても、また雇用保険や年金…
会社が商いをして利益を上げれば、それは法人所得となり、法人税として課税されます。個人にしても同様で、所得は税法上のルール従って課税されます。税法に該当する所得とは何であるのか?に、ついては特に制限がありません。全ての所得が対象になります。…
これから所得税に進んでゆきますが、その前に「所得」の意味を理解しておく必要が生じます。所得と言えば「収入」とか「儲け」とか、金銭的な収穫をイメージすると思いますが、「所得」を定義するのは、なかなか困難なものです。例えば所得を会計上の「資産…
付帯税はあまり聞き慣れない言葉かもしれません。これは罰則的な税金、加算税です。申告しなかったり、ウソの申告をしたり、期日までに納付ができなかったり、そのようなケースに該当します。申告納税制度では自己申告によって納税することになっています。…