0132 年金の話、まだまだ続きます!

さて、世間ではゴールデンウィーク真っ只中ですね。私には休みは無関係ですが、一番気候が良い時期とあって、遊びにはもってこい!ですね。

今までの、年金の解説は保険料、つまり年金の払い込みについてが殆どでしたが、次回からは、支給の話。受け取る者からすれば「受給」となりますね。

ざっと目を通すと、細かい規定や計算がたくさん出てきますが、考えてみれば、年金は40年以上という長期の制度で、その間には経済状況や国の財政も、想定外なことがあっても不思議でない、仕方ない感じもします。

そして国民全員の年金の管理になりますから、様々な境遇や立場の人も、制度として想定し、不公正がないように設計が必要となります。こう考えると、単純にはいきそうにありません。それに加えて、改定ならず1986年には制度自体の改革があり、それを跨いでいますから、よりいっそう複雑な規定や特例が増えたことも、この年金のややこしいところです。

単純にしろ、複雑にしろ、制度としてはガタガタで、経済的には成立していない。それから仮に、年金の支払いをしていなくて、年金支給のない人がいた場合、国はその年老いた国民を見殺しにできない。年金受給のない者は死んで下さい!なんでできません。
なので、改革より、年金の制度設計からやり直しが必要なのですが、それも困難なので、特例や改定でつぎはぎとなって、自分の年金を調べるのにも大変な労力が必要になってきます。

国も年金管理はずさんなことをやっていましたし、これから納付者は減少し、受給者は増大してゆきます。本当にどうなるのでしょうね?それから年金を貰っていても、生活できない者も増えてゆきます。生活保護という最終手段もありますが、年金の役割を考えると、このあたりのことをしっかり考えなければ、意味がないような気がします。