0006 オレの話、聞いてる?

 先日、ある研修で「聞く」と「聴く」の違いを説明せよ!と、講師の方が私をいきなり指名しました。
「君たち、人の話を聴いてますか?」

まず「聞く」と「聴く」では字の如く「普通に聞く」と、聞いて「徳」をするようなイメージ。つまり「聴く」の方が相手の話により熱中している感じです。それは自分が「徳」をするから。言い換えれば「徳」する話なら人は必死になって聞く、ということです。
では音楽やラジオなどは?
これも「聴く」と書く方が一般的です。
となると、「聴く」は心で聞いている状態。私は大体このような回答をしました。

相手の話をしっかり聞く、これは思っている以上に大切なことです。
人は「話す」ことによってストレス解消や、自己思考の整理、自己認識など7つの効用があると言われています。

で、講師の方は私の説明のあと、補足説明を加えました。
それは「どちらに主導権があるか」。
これはとても肝心なことで、明晰な解答だと思いました。
「聴く」場合、主導権を相手に譲ることができなければ「聞く」ということです。

この本は「コーチング」よりコミュニケーションの重要な技が書かれた「聴く」本です。

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カウンセラーのコーチング術

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