0070 グローバルエリート

バブルの最盛期が89年とすれば、今年で23年が過ぎたわけで、世の中はすっかりデジタル化してしまいました。

90年に入って少しずつ個人用のパソコンが普及して、携帯電話も普及が急速に拡大し、中小企業もIT化が進み、少子化で日本の人口は緩やかに減少に向かい、競争はグローバル化し、人材の優劣も語学、コミュニケーション、ダイバシティ等の世界を相手にできるかどうかが鍵となっています。

日本で英語が必要となる仕事は、実際には全体の1割にも満たないと言われています。アメリカの人口は2億とちょっとですが、中国で英語の勉強をしている人口は約5億人以上にのぼります。

「私は英語が話せます」=優秀なイメージは、近い将来「それがどうした?」となり、現在でもグローバル企業では母国語+英語ができるのは当たり前らしいですが、この「当たり前」は当然、拡大してゆくわけです。本当は「急拡大」が必要なのですが、今の教育制度では期待できず、自己努力しかありません。

英語といっても自由に話せる、新聞を読む、なんてレベルになるのはたいへんなことです。
言語の性質からすれば、英語は日本語から一番遠い距離にある言語で、韓国語が一番近く、英語は韓国語の約2,5倍の学習時間が掛かるとされています。

経済雑誌等を読んでいると最近よく「グローバルエリート」なんて言葉をよく目にしますが、それは殆どスーパーマン的な人間です。しかし、この極一部の超エリートもインドや中国などの発展によって次第に増え、エリート競争も激化し、同時に大量の非エリートも激増します。つまり格差はもちろん、その人口増加も「はんぱねぇ」ってことになります。

別にエリートでなくても立派に生きてゆけます。しかしリスク回避や低収入で暮らすことは、様々な知識が必要になってきます。

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米国製エリートは本当にすごいのか?

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