0445 転職のスキル、準備編42 意思決定1

さて、就職、転職活動に限らず、仕事でもプライベートでも日常で、あらゆる場面で必要になる能力が「意思決定」の能力です。

意思決定は、物事の選択とその決定のことですが、意思決定をしなければならないということは、そこに対象となる問題があり、その問題解決として何か具体的な方法を見いだすし、決定することになります。

私たちの日常は、毎日「意思決定」の連続です。明日の朝なん時に起きて、外出着は何にしよう?昼食はどこで何を食べようか、帰りに百貨店に寄ろうか、TV番組は何を観る?今度の夏に彼女とどこか旅行に行こうか、それは何日くらいでどこへ行き、何を楽しもうかなど、私たちは普段、こんなようなことを考え、あるいはそれらの選択したことを行動に移し、また繰り返して生活を過ごしています。

上記のような選択と決定は単独行為であるので、大きなリスクはありません。あったとしても自分自身の損得、あるいは快適や不快といった心理的な負担に限られてきます。もちろん個人出会っても、将来や経済的に重大な意思決定が必要とされる場面もあります。しかし、仕事や組織などで、利害関係者が多く関わるような場面では、自分が下す意思決定によって、関わる人たちの利益や将来が大きく左右され、多数の人たちに様々な影響を及ぼします。このような状況での意思決定は容易ではありません。

先に述べたように意思決定は「選択とその決定」、そして決定したことを実行する、この一連のプロセス。単純そうに思える選択と決定も、実は複雑な思考と幾つかのプロセスを必ず踏んで、実行されます。
意思決定には必ず「条件の制約」があります。少なくとも殆どの場合、金銭的な制約と期限があり、これらは経済的制約と時間的制約と言えます。そして、それらの諸条件を満たす上で、問題解決の具体的な事象をいくつかを挙げ、その内容を吟味し、選択肢の中から決定します。

しかし、問題解決の具体的な事柄をいくつか見いだすことは、様々な知識や思考が介在します。明日の朝食はフレンチトーストにしよう。その決定も自己の健康状態や詳しい栄養の知識があれば、選択する種類や数も異なってくることになり、よりよい意思決定が成される可能性が高くなります。

また、選択肢の中から決定し、実行をする場合二は、頭の中でシミュレーションが行われ、実行したときのリスクが洗い出されます。

それでは次回から、この「意思決定」について詳しく、具多的にみてゆきましょう。

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