0026 まだ勉強中です!

コミュニケーションに必要な能力は、結局は様々な全ての能力が必要となってきます。

例えばパソコン、法律にスポーツ、どのようなジャンルであっても少し深い内容を理解したり、質問したりとなれば、ある程度の専門知識が必要になってきます。ですからどのような知識であっても相手によれば無駄という知識はなく、逆に何にでも興味を抱き、吸収しようと意欲的であるべきです。
 
信頼関係を築くということは、言い換えれば「互いに良好な関係」、ビジネスでは「互いに利益的な関係」という意味でも差し支えないでしょう。

第一印象で不快さを感じる相手と、何らかの関係を築くという感情は起こらないでしょう。これは互いに起こりえるのですから、まず自ら身形の清潔さやリラックスした心の状態を保つという準備が前提としてあるわけです。
 
コミュニケーションは条件によって様々な判断が要求されます。場所の公共性や広さ、もちろん対象になる人数、男性女性もそうですし、上司部下などの立場によっても違ってきます。その空間がもつ雰囲気にも影響されるでしょう。それから計帯電話やパソコン、TV等の媒体、手紙や写真、伝える方法、伝える道具によっても「どう伝わるのだろう?」
と、配慮やイメージ、相手を想う力が必然的に変化するわけです。

こうなってくると、状況判断、編集能力と言って良いかもしれません。
相手に伝える内容の構成、どのような表現をすれば、より効果的に届くのか?言葉の選択、あるいは繰り返し、アイディア、タイミング、積極的、消極的・・・・、様々な考慮、つまりこれらは「編集的」な論理的思考で、実行するときに重要なことは、その内容を伝える時の感情、声や表情、視線や仕草、これがいわゆる「空気」で、いかに空気を作り、その空気に乗せて届けるか。また、その感情表現さえ自分ではなく、相手のために存在するなら、感情のコントロールはもちろん、常に心をリセットできる技術も必要になってきます。
 
そして、もう一つは「どうなればゴール」なのか?という問題。これには時間的な要素も関係してきます。今日のところは〜最終的にはこうなりたい、といった時間軸。

例えば好みの女性に話しかけ、口説き落とせばゴールなのか、5分間以上会話が続けばゴールなのか、あるいは電話番号を聞けば目的達成なのか。営業や販売では、今日の時点では「商品に興味を持たせる」程度でよいのか、しかし最終的には購入していただき、より長期的には自社あるいは「私」から継続して買い物していただく、というゴールになってくる。
 
と、まあ、考えれば考えるほど複雑化して面倒になってきますから、実際に試すなら、取りあえず明日は「聞き役に徹して、相手がいかにお喋りなるか」を楽しむ。こんなことで良いと思います。その時できれば、自分はどういう感情の起伏が起きるか、そのあたりもチェックして訓練してください。何か一つ目的をもって会話し、相手や自分の反応をチェックする。これを日々、続けていると少しづつ、より改善されてゆきます。
 
こんなことを書いていますが、私自身まだまだ勉強中で、やっと人並みに成れたかなぁ、という程度で、まだまだ他人が羨ましく見えるときがたくさんあります。いかにコミュニケーションがヘタであったか。を思い知らされて、こういう勉強を始めたのですから。