0028 自己好感度。

さて、話しを転職に戻します。

再就職について最近書き始めたのですが、コミュニケーションの話へ横道に逸れてしまいました。もちろん意図的に逸れたのです。

転職を考え、何らかの理由で退職し、次の仕事へステップアップを準備されている期間、つまり「失業中」であれば、この時間を有意義なものにするために、コミュニケーションのスキルアップ図る期として、言わば訓練をしていって欲しいと考えています。
 
以前に書いた「求む!コミュニケーションスキル?」のブログには企業が求めるコミュニケーションスキルというのは「人を尊重して接する」という常識的なことしか求職者からは分かりません。あるとすれば本人に自信があるか否かの判断だけです。明確な基準もなく、テストの様に採点できるわけもなく、まして「ゴール」すら設定されてない。それから募集をしている企業の職場のコミュニケーションスキルは、どのような高さを誇ってしるのか、全く見えてこない。
 
しかしながら失業中であれば「ゴール」は設定されている。つまり新しい職場が決まり、そこに以前より「やりがい」を感じることだ。これを獲得するために必要最大の武器がコミュニケーションスキルにほかならない。熱意を持っていると言っても、熱意を見せなければ、相手は感じることもないだろう。もし、あなたが再就職をして、以前勤めていた職場より、もっと悪条件の職場に入ってしまったとすれば、それは失業中にスキルアップをしなかった。もしくはスキルアップができなかった結果に違いない。以前と変わらぬ思考、以前と変わらぬ雰囲気、以前と変わらぬ全て、その逆戻りの状況は自分で招いただけの話しだ。
 
ある状況で、同じ状況下であるにもかかわらず、一人は成功し、もう一人は手にすることができなのは、単なる運、不運だと解釈してはいけない。見えない原因があるとすれば、それは人の内面の秘めた意志や心構えの差が決定打となったのだ。
 
コミュニケーションスキルをアップさせるということは、自分自身が発するアウトプット全てが相手を好意的にさせる。この魔法を支えるのは、結局のところ自分の内なる母、成功のイメージ、できるという思考、失敗がどうしたと思える楽観主義が作り出す。なにより自分自身とコミュニケーションを取り、自分が自分に対する「自己好感度」を高めることが鍵と言っていい。