0032 失業は問題解決能力です。

さて「失業日記」を書くなら、それは「家族関係」「活動対処」「自己感情」の3つを重点に書いてみてはどうか?そう提案しました。面倒臭いと思ったのなら、別に書く必要なんてありません。最終目的は「希望の職場」を手に入れることですから、メリット、デメリットではなく、書く「気」が大切です。
 
けれども、失業中の問題は上記の3つの要因で起こります。厄介なことにその3つは互いに絡み合っていますので、この中の一つがバランスを崩すと、全てが悪い方向へ傾く恐れがあります。その3つの中でも自己感情が他の2つを支配的な影響があるので、何といっても、この感情コントロールが重要になってきます。
 
「家族関係」はそのまま家庭内の問題です。結婚していれば妻に子ども、してない場合は近親者、つき合っている彼女や、一緒に住んでいる親。人それぞれ、様々なケースがあるので、細かく事例を挙げてゆくことはできませんが、書くにあたっては「妻」との関係に限定して考えてゆきます。特に経済的な問題に対する有効策が内容の要だと考えています。
 
「活動対処」とは就職活動そのものです。失業保険の手続き等、企業探しや分析、職経歴書の書き方、面接、それらの繰り返しです。これはノウハウの伝授で、ある程度の解決に貢献できると思います。
 
そして一番大事なことが「自己感情」のコントロールです。自分の感情が家族関係や就職活動に多大な影響を与えます。これは価値観の変容、コントロールの方法論等です。これら3つのことを区分けして書くことはできません。それぞれが相互影響下にありますから、その都度、話しのながれにおいて、ということになります。ただし話しの構成上、再就職活動のノウハウを軸にして、その時々の必要性において、家族関係や自己感情についてコラムしてゆきます。
 
それと、前提として書いてゆくのは30代、40代の方で結婚されている方。そして高卒、それから経済的にゆとりがない。しかも転職回数が数回、と言わば再就職するには不利な環境であることを条件に進めてゆきます。

もちろん、前提条件から外れる人には「関係ない」といっているのではありません。むしろ上記の環境の方より幾分、気楽な状況と言えるでしょう。しかし、一般的にも通じる内容もたくさんありますから、何かのヒントとして参考になると信じています。