0033 失業初日

失業初日、しなければならないことが本当は山ほどありますが、ひとます忙しかった仕事からの開放を味わうのも良いでしょう。味わう余裕が欲しいものです。

しかし、そうは言っても開放を楽しめないのなら、気になることから着実に行動してゆくしかないです。

いちばん不安を掻き立てるのは経済的な理由だと思います。例えば一億円程の貯金があれば、殆どの人は慌てて行動を起こすことはないでしょう。気晴らしに温泉でも行くか!と気楽に考えています。一方、このままでは来月の生活費や様々な支払いは行き詰まるのではないか、と真剣にならざるを得ない状況の方もいます。そういう方は初日から各種の手続きを行うべきです。なぜなら一日でも遅れれば、収入を得る日数が一日減るのと同じだからです。
 
まずは失業保険の給付手続きを済ませましょう。一日でも早ければ、実際の給付金も早くもらえます。それから国民健康保険の減額請求や年金の一時免除の手続きも有効です。収入が減ると分かっていれば、出費を減も減らさなくてはなりません。

ですが、いくら公的関係の減額手続きを済ませても、お金が入ってくるわけではありません。そこで日雇い派遣等の登録も出来るだけ早く、登録手続きを行い、いざという時には、今からでも直ぐにアルバイト等にいける状態にしておくことを勧めます。
最近は日雇い派遣のあり方が社会問題化しているので、派遣会社の日雇い案件の扱い件数が減少しています。それから法的な規制も強化されるかもしれません。

が、必要なら気にせずに登録しましょう。働くことはともかく、収入を得る手段はたくさん作っておいた方が役立ちます。アルバイトをして直ぐ稼ごう!そう思っても履歴書を書いて、面接に行って、採否の連絡を待って「じゃあ、来週から来て」と声がかかって、稼ごうと思ってから2週間くらいは簡単に過ぎてしまいます。収入においても給料が来月の末払い等の条件なら、実際の収入はどんどん先送りになりますが、日雇い派遣では即日や週払いというケースもありますから、予定から収入までの期間は一番短く済み、現実的です。まあ、経済的な問題が深刻な場合、長期的なアルバイトを含めた、ある程度のプランが必要となってきます。しかし、それよりも前職を辞めて間もなく働くことは、失業不安をある程度回避しますので、精神面ではプラスに働く場合も多いと考えています。