0035 失業準備−1

さて経済的に余裕なくして失業された方に、失業保険の給付ができる限り早く手にするため、有効な方法を紹介しておきます。一般的な給付についての詳細は、地域のハローワークへ直接問い合わせるか、インターネットで様々な専門サイトがありますのでそちらを活用してください。
 
失業保険の給付金を手にするまでの、大まかな流れを説明すると、まず給付手続きに必要な書類を辞めた会社から頂戴するのに通常約1〜2週間くらいかかります。それから職安(ハローワーク)で申請をして失業給付対象者(失業者)と認定されるのに1週間程かかります。これは単に事務処理上の必要期間です。それから最初に保険給付や職安の利用等についての説明会があり、あとは再就職活動を行っているかを認識する「認定日」というのが毎月、定められた日にあります。それらをきちんと手続き、出席を経てやっと給付金が口座に振り込まれてきます。

第一回目の給付金の入金は最短でも申請から約40日近くかかります。ですから給付金の申請手続きを行うための、辞めた会社から整えてもらう書類に2週間かかれば、実際には会社を辞めてから入金まで50日以上かかります。50日経って貰える金額(基本手当日額)は前職給料の約6割程度(前職給料の金額確定にも計算方法があり、年齢などにおいて上限が設定されていますから、多くても8000円弱で、この上限金額は毎年見直しがあります)で、起算日から認定日までの日数分が入金額となります。ですから生活を守るには予め、ある程度の金額や入金までにかかる日数を知っておくことが重要です。

これはそもそも会社都合(解雇や倒産)の場合であって、自己都合で退職した場合の大半は3ヶ月の給付制限がありますから、上記に説明した日数より90日余計にかかり計140日前後の日数を経てやっと失業給付の入金があるわけです。

少しでも早く貰うには、最初の辞めた会社に揃えてもらう書類をできるだけ早くに準備してもらう、できれば退職する日に受け取れるようにお願いしておくことも大切です。

給付手続き等で必要となる書類や早める方法については次回に紹介します。


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