0039 派遣会社に登録を!

失業給付がない人、それから給付制限で3ヶ月間の事実上の無収入状態である人、とにかく生活にはお金が必要で、中には直ぐにでも働いて収入を確保せざるを得ない人もいるでしょう。そういう場合は何がなんでも早く給料が入る仕事を選んでゆかなくてはなりません。一番早いケースでは派遣に登録し、日払いの仕事を選んで、とにかく働くしかありません。
 
 派遣の場合、求人情報誌や新聞のチラシ旧人、インターネット上のホームページや携帯サイト、探すことには手間はかからないでしょう。
長期あり、一日限りの短期あり、仕事の種類も豊富ときていますが、繰り返し求人を探すと、似た職腫や似た待遇、同じ会社の募集があちこちの媒体で紹介されていたり、次第に仕事の幅は感じなくなってきます。
 日払いの仕事は工場や流通倉庫等における軽作業、それから引っ越し屋などが多く、肉体労働系が殆どです。30代、40代でも希望すれば簡単に始められます。日雇い系の派遣会社に登録すれば、毎日の仕事情報をメールで届けてくれますし、昔のグッドウィルなんかは仕事が決まってなくても、早朝に支店へ行けば人手の足らない現場に回してくれる、そんな対応もありました。本当の日雇いですね。
 
 派遣を通した日払いの場合、即日でない場合も結構あります。広告では「日払いOK!」とうたっていても、実際には火、木の3時〜6時の間に賃金を取りに来られる方、とか登録時に日払い、月払い等を選択で変更が簡単にできないケースとか様々です。それから日払いの場合、事実上先払いに近い性質のものなので、立て替え手数料を取られて、賃金が月払いより少ないケースもあります。要確認です。
 長期派遣は主に工場、販売、事務系が多くそれなりに賃金もいいですが、あくまでも正社員を目指し、一時的な措置であれば平日休みである仕事の方が就活には適しています。派遣を活用するならチャレンジしたい職種や会社を選択することも有効です。それなりに採用には厳しさを秘めた職種や企業もありますが、正社員よりも簡単に採用され、大手会社での活躍も期待できます。しかしポジションは低いですが。
 
 それでもアルバイトや派遣を馬鹿にしてはいけません。様々な例があります。どこにも社員採用がなく仕方なしにパートで入った中年女性が系列の旅館の女将になったとか、現吉野家の社長も最初はアルバイトでした。派遣でも社員採用に至るケースももちろんありますし、バイトから新しい仕事の入口となった事例はたくさんあります。それから中小、零細企業になると、正社員だから給料を含めた待遇が派遣等よりか必ず勝っているとは限りません。
 
 ハローワークに行けば、その地方の求人がたくさん閲覧できるようになっています。もちろん自宅のパソコンからも見ることができます。少し注意が必要なのは、給料の幅が広く書いてあったり、しかし賞与の欄は未記入であったり、それから社会保険の未加入なんかもまだあります。一応、職安に掲載されている求人は、社会保険が未加入の企業である場合、3ヶ月以内に加入することを前提として掲載されているわけですが、給料の昇級額や賞与も含めて職安が保証するもではないという点です。入ってから保険はいつまで経っても未加入のままだったり、賞与は結局でなかったり、というケースもあります。もちろん違反や悪質な企業は掲載できないようになっていますが、記入されていることが実際と異なる、あるいは大きく異なるかどうかは入ってみないと分かりません。ですから、掲載されている事柄の信用は、その会社を下見に行くなどして自分で判断するしかありません。
 
 しかし、派遣は最初から条件が明確で、信用は派遣会社が担保してくれますから一応安心できますし、辞めることも比較的簡単にできます。そういうメリットもあるということです。
まあ、できればそういう条件だけに左右されず、やりがいの持てる仕事、会社に入りたいものです。