0043 なぜ辞めた?

もう前置きはいいから、早く履歴書、職務経歴書の書き方を始めてよ!と声が聞こえてきますが、その前にまだもう少しやっておくことがあります。

私がここに書く職歴書の書き方は、特別なものではありません。本屋に行けば、おそらく多くの参考になる書籍があります。それからインターネットで検索すれば、簡単にその方面に詳しいサイトが出てくるでしょう。そういったものとたいして差はないと思っています。ただし補完する意味で、より確実なものとするになら、その前提とする知識があった方がより理解し易いし、完成に至るまでのプロセスをできるだけ具体的に解説しようと思っています。
付け加えるなら、出版されている職歴書の書き方は、職種別や多様な状況をパターン化し、サンプルを見せながら解説しているものが多い印象があります。もちろん個々に合った職歴書が必要なのですが、私は自分で自信が持てる職歴書の完成を目指し、進めてゆきます。

と、その前に自分は「どうして前会社を辞めたのか?」この検証が大切です。ケガや病気、リストラや倒産、辞めることを余儀されたのであれば別ですが、自ら決意して辞めたのであれば、理由を自己検証しておくべきです。

性格分析や自己診断の類の書籍、あるいはネットで自己分析することも簡単にできます。しかし、それらを利用して自分のことを認識するよりも、自分の行動や感情を思い返して、自分で気づくことが何よりも大事な作業ではないかと考えています。そして、そうした時間がつくれるのは失業中が最もやりやすい時間であるように思います。

まずは兎に角、なぜ辞めたか?を思いつくまま書き連ねてゆきましょう。何だって構いません。自分しか見ないし、自分しか分からないのですから。上司が鬱陶しい、給料が安い、将来性がない。仕事が単調で意欲が湧かない。なんとなく向いていない。体力的に限界。人と接するのが煩わしい。何か疎外感があった。会社の雰囲気が我慢ならない。仕事ばかりで自由な時間が持てない。もっと楽な仕事がしたい・・・・・・。できるだけ多く書いてみましょう。