0047 履歴書は身だしなみ?

応募書類3点セットの一つ「履歴書」は、初対面のコミュニケーションで言えば「身だしなみ」にあたります。ミスせずに、字も丁寧に、志望動機の欄も小さいですから強い意志を感じさせる表現と、経歴との一貫性が必要だと思っています。
 
履歴書の場合、書き方や構成は、ほぼ形式ができていますので、誤字脱字に注意して、サンプル等を手にいれ、それを参考に書いてゆけば、書き方には困らないと思います。因みに、職安にいけば履歴書はタダでもらえるところもありますし、履歴書の書き方サンプルも頂戴できます。
 
志望動機のほかに、大きなポイントは2つあります。

まずは写真です。履歴書の写真は最重要ポイントで、絶対に近所にある自動証明写真機で作成するのは避けてください。この自動写真機で撮ると必ず誰もが、本来の自分とは異質な感じで表現されます。無表情で無機質な感じが出てしまい、活動的な印象を与えるのは、ほとんど無理ではないでしょうか。できれば写真館や写真スタジオ等でプロにお任せするか、デジカメで知り合いに撮ってもらうか、つまり撮影の相手は「人」であることが肝心です。お試しになれば写真の出来映えの違いが直ぐに分かると思います。

履歴書であっても写真からの印象は大きな力がある、そう考えてください。競争相手は華々しい経歴の上、華々しい写真を掲載している。そう考えてください。なにより名前と写真が書類のトップにきますから、手間隙かけてお金もかけて、そうする価値は充分にあります。
自分でも出来の良い写真と思うのであれば、添え状でも、職歴書でも空いているスペースを使って掲載しましょう。就職活動は自分という人材、自分という商品を売り込むわけです。応募書類3点セットは企業に自分を売り込む、言わば「カタログ」に相当します。商品名と写真、これこそ一番インパクトを持つ情報ですから、ここを粗末にしてはカタログそのものに興味を持ってもらえません。


それともう一つは、履歴書には全ての項目に記入して埋めておくことも大切です。
例えば、免許、資格の欄で何も取得しているものがなくても「資格は取っていませんが、海外生活経験があり英会話には自信があります」とか「販売士2級取得を目指して、現在勉強中です」とか「只今、パソコン教室に通い勉強中です」でも、何かをアピールしておくことが大事です。
履歴書の大きなポイントは以上です。カタログでいえば表紙と見開きにあたります。タイトル、写真、見出しに目次、空白は禁物、そのようなイメージです。

細かい部分の書き方については、履歴書、職務経歴書の書き方などの本を参考書として1冊購入することをお勧めします。最近では転職を前提にしている内容もたくさん出版されています。このブログでの私の役割は、大まかなポイントと完成するまでのプロセスや補足の役割と考えていますので、一般的な参考書とセットにして活用してください。