0049 添え状って?

添え状についてですが、これも以前に比べて少しずつですが一般的になってきています。「添え状」?って思われる方もいると思いますが、いつの間にか常識的なビジネスマナーとなっています。

が、多数の方が実行しているとは言えません。応募書類の書き方を勉強し、効果がある、または常識的と判断した者が3点セットとしての応募を行い、根拠になるデータはありませんが、全体から言えば半数に及ばない程度ではないでしょうか。もちろんマナー上、ある方が信頼されますし、応募書類としての完成度も高くなります。しかしどの程度考慮されるか、印象を与えるのかは計れないものがあります。敵がやっている以上、こっちもやらねば!と、まだ添え状を書いたことがなければ今度は添え状も作成し、3点セットとしてチャレンジしてゆきましょう。


コミュニケーション上での「添え状」という役割は、「カタログ」でいえば挨拶文、人に例えると「表情」にあたります。
書類の構成上、履歴書や職歴書の前、一枚目、つまり一番最初に「自分」という人間を知ってもらう、初対面の第一印象の役割となるわけです。こう考えると必要不可欠な重要な書類となってきます。

転職に至る経緯や、御社を選んだ理由、自己PRは能力的なものではなく、人格的なことをアピール。履歴書や職歴書は経験や能力をアピールする場合が多いので、そこに書き入れることができなかった自分の「良さ」を知ってもらうチャンスでもあります。
私は学歴もなく、経歴もたいしたことはありませんので「寒い履歴書」となるわけです。ですから、この添え状は表現やアピールについて練りに練った納得のいくものを作成しました。効果は調べることができませんが、これがなければもっと悪い結果になっていたと思っています。

書き方にも形式があります。形式は文面においてのマナーですから、失礼のないように、手引書や参考書を手本に文面構成してください。
それから応募書類3セットを送付するとき、必ずクリアボードに入れて、曲がったり汚れたりしないよう配慮する必要があります。また、ホッチキスやクリップ等を使って書類を閉じてしまうことも失礼にあたりますのでご注意を!