0052 ディクショナリーをつくろう!-2

話を元に戻しましょう。
応募書類を何度送っても、面接まで辿りつかない。それは何が問題で、どこを改善すれば良いのでしょう?
答えは簡単。
応募書類を書き直すしかありません。

なぜ?

書類しか見てくれないし、過去の経歴も変えることはできません。
履歴書にしても添え状にしても、土台になる書類は職務経歴書です。これがしっかり書くことができれば、履歴書と添え状は延長線上にありますから、少し工夫をすれば完成できます。

問題はこの職歴書をどのように作成すのか?そのプロセスが重要なのです。
そのプロセスをできるだけ詳細に解説してゆくわけですが、この解説を読んで、実行したからといって、すぐさま書類選考を通過するというものではありません。いうなれば企業の募集する人材の人物像と、自分の持つ様々な能力をできるだけマッチさせ、企業求人に自分を近づけてゆく作業であるからです。そして、限られた情報の中では、それ以外に方法はないでしょう。

それでもなかなか採用を貰えないのは、書類選考をする担当者の裁量や好み、主観的なのか条件精査なのか。採用に至るまで、誰がどのような基準で判断し、決定付ける条件は何であったか?一人しか採用枠がないところへ50〜60人応募があれば、ほとんどの人が不合格となって当たり前の話ではないか。と、言う自分だけの努力では及ばない部分が多いことが、この書類選考攻略としての限界を感じさせる最大の問題点です。
けれども、その不利な条件は自分だけではなく、応募する人、全員が同一条件であり、そして書類を見て頂く相手は一人、つまり一対一のコミュニケーションと考えるならば、どうやって自分の必要さを相手に伝えるかという、この能力を獲得することが問題解決のゴールとなるわけです。
もう、これ以上の職歴書は書けないとなれば、書類選考で落ちたとしても、書類には問題なし。というわけです。

それでは「これ以上の職歴書は書けない」という目的に向かう小さな旅の始まりです。