0058 ディクショナリーをつくろう!−8

 さて私は最近書いているブログのタイトルを「ディクショナリーをつくろう!」にしています。このタイトルにピンとこない方もいると思います。今日はこのタイトルについて触れておきます。
 
ディクショナリーとはもちろん「辞書」のことですが、では何の辞書かというと「自分自身の魅力、能力」を簡単に相手に伝えることができるようにする、引き出しの役割を果たすためであります。
 
自分の能力や魅力はみなさん、たくさんあります。その部分は自信がない、そう思っていても、他人からの批判や芳しくない評価を受けていたとしても、「ない」ということはあり得ない話です。あるとすれば、それはレベルの問題であって、さまざまな能力がありますから、これには自信があるが、これはダメだと思っている部分は個々に誰もがあるはずです。
 
自分のどういう能力を、どのように表現し、相手に伝えるか?これの土台となるのがディクショナリーです。自分の棚卸し書に、能力分類をして、職務経歴書や自己PR作成に活用しやすく編集を加えたものです。これを作成することで、応募書類の出来映えが大きく変わると期待しています。
 一通り、自分の棚卸しが終えたと思っている人は、ここで書いたエピソードを簡単に整理してゆきましょう。


まずは、書いた内容を仕事とプライベートに分けて下さい。学生時代のクラブ活動などはプライベートですが、学生時代に経験したアルバイト等は仕事の方に分類します。これは仕事の展開において、つながりや共通点があるかもしれない、そういった意味です。
 
「仕事」と「プライベート」とに分けると、今度は時系列に並べてゆきます。古い順から何年、何月と時代別に、順番に並び替えを行います。この並び替えが終えると、自分の棚卸し書は完了です。あとは思い出したことがあると書き加えていけばOKです。
そして次の段階は、その各エピソードには、どういった能力が必要、発揮していたのか、それのことを分類して、再認識してゆく作業となります。この作業が完了すれば、応募書類の土台、草稿とよべる「ディクショナリー」は完成です。

どのような形、文章、構成でもかまいません。自分が書類作成に、自由かつ便利に活用できれば、完成といえます。もちろん加筆、再編集も自由、重要なことはこのディクショナリーを作成した作業そのものです。この作業を行ったことで、自分自身の能力や価値観を再認識し、新しく展開できる種はまかれたのですから。
 
ディクショナリーを完成させる前に、もう一つ勉強しておくことがあります。それは人の能力の分類です。それにはキャリアデザインを簡単に学ぶことが有効だと考えていますので、次回から少しずつ紹介してゆきます。