0108 雇用保険9 経験談

もう五年程前になりますが、失業してこの保険にお世話になったことがあります。

会社都合の失業で、何でもいいからできる限り早くに再就職したい、この一心でした。
とは言っても、コネやアテがあるわけでなく、むしろ素手で戦う原始的な転職で、武器を持たずにしての戦いが、どれだけ不利であるのかを知るのに、そう時間は掛かりませんでした。

まあ、人の苦労話なんて「うんざり」でしょうから、話を「雇用保険」に戻しましょう。

失業すると、住んでいる管轄のハローワーク公共職業安定所)に行くわけですが、そのとき持って行くものは「離職票1,2」「雇用保険被保険者証」で、この2つは前会社から渡されるはずです。それから身分証の類「運転免許証」や「住民票」他には「健康保険証」や「年金手帳」など。そして銀行や郵便貯金等の通帳。確か印鑑はいらなかったと思いますが、念のため持って行く方が良いでしょう。

ハローワークと同時に、私が他に行ったことは健康保険と年金の手続きでした。この2つの社会保険は、失業するまでは、もちろん勤めていた会社が徴収、給料からの天引きでした。しかし失業となると自分で掛けなければなりません。つまり健康保険は「国民健康保険」に加入し直し、厚生年金も国民年金にやり直しです。

国民健康保険は管轄の役所の窓口で手続きを行うわけですが、そのとき確か前健康保険の加入先(組合や保険協会)であった所からの「脱退証明書」が必要であったように記憶しています。
国民健康保険は一時的、短期でも加入が可能で、「とりあえず」的な期間、私が一時的な加入をお願いしたのは半年程度だったと思います。

年金も厚生年金から国民年金に変更するわけですが、一時的に収入がどうなるのか見当がつかず、仕方なく減額手続き、具体的には「国民年金保険料納付猶予・免除申請書」で一定期間、実際には次の仕事が見つかって、厚生年金に再加入するまで、「全額免除」を申請しました。ただし申請しても必ず認められるわけでなく、免除の申請手続き及び許可は地方、その地区の社会保険事務局によって行われます。

尚、この免除が許可されて一定期間、年金の支払い猶予をもらっても、あくまで「猶予」、別の言い方をすれば「延期」と同じ意味になります。仮に支払わなかった場合、年金総額の納付額が減りますから、給付も幾分少なくなる可能性が出てきます。つまり未払いの一定期間を認めるだけで、後に(約10年)以内に猶予した未払い分を払い込みして下さい、等の請求が届きます。
 
ハローワークに必要書類を持って出頭すると、求人閲覧できる登録カードのような物を作成され、失業認定申告書、受給資格者のしおりを渡されます。この「受給資格者のしおり」には「失業給付を受けるには説明会の参加が必要になります」と赤字で印字されています。説明会の場所と日時もハンコの様なもので記入され、持ってくるものにも、このしおりの表紙に印がつけられています。

と、経験談を書いてきましたが、失業についてのことは、このブログ「ビジネスていレベル研究所」の0035〜0041、2008年7月あたり「失業準備」で過去に詳しく書いてましたので、その当たりを参考に、お願いします!→http://d.hatena.ne.jp/sotton/20080710

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