0122 国民年金3 付加年金、早割制度

国民年金には独自の制度として「付加年金」という制度があります。これは自営業の人など第一号被保険者が対象です。厚生年金などは基礎年金と2階部分が厚生年金にあたりますが、この付加年金は国民年金の簡易型2階部分といえます。

国民年金保険料に毎月400円を加算納付すれば(市区町村の年期金窓口にて別途手続き必要)、将来年金を受け取るときに、年間で「200円 × 付加年金を納めた月数」が上乗せされて受け取れます。

上記の計算でいくと、例えば10年間付加年金の納付をすると、年間で4,800円の支払いで10年ですから総納付額は48,000円になります。一方、受取の方は200円 × 120で、年間24,000円の受取額になり、僅か2年で元が取れる計算となるので、かなりお得な年金といえます。しかしながら、例えば40年間この付加年金を掛けたとしても、年間の受取額は200円 × 480月 で、年間96,000円(月間8,000円)になり、掛金からすればお得には違いありませんが、そもそも少額すぎるので、老後の生活が国民年金の給付(夫婦で月額13万円程度)と、この付加年金の加算額だけでは解決しそうもありません。

付加年金の他に、割引制度もあります。これは民間の生命保険等にもよくあるもので、月払いでなく年払いにすることで割引されるものです。「前納割引制度」と呼ばれています。

割引の程度は年率4%、複利での計算となっていますので、平成24年度の割引額は3,770円となっています。

尚、手続きにおいては口座開設や引落日等の条件がありますので、詳しくは「日本年金機構」のホームページをご覧下さい!→
http://www.nenkin.go.jp/n/www/service/detail.jsp?id=3248

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