0411 転職のスキル、準備編8 テキストの目次

転職の旅にあたって、このテキストはまだ旅に出る前の準備段階にあたります。なので、実際に現在、転職中である方はもちろん、転職してみようかな?と考え中の方にこそ、旅の準備がどのようなものであるのか、興味がてらに、ヒマつぶしにでも読んでもらえれば幸いです。
準備編の構成は以下のように予定しています。

(1) 目的地の決定。
転職先の企業、あるいは就きたい職業の選択(選択権ではありません)。最初に、この目的地を定める必要はありません。はっきりと決まっていない場合には、時間をかけて自分の納得のいく就職先を調べ、検討し、選択すれば良いのです。決まってない方は以下の流れと並行して行います。

(2) 自家用車の点検、整備。
これから出発し、乗ってゆく自家用車を改めて点検、整備して自分のクルマの性能を確認します。道の途中で故障しても、事前に自分で点検、整備しておくことでトラブルを最小限に防ぎます。
→ これは、自己能力の確認です。過去の経験。仕事以外の体験でも結構です。獲得した知識、継続して行なっていること。トレーニングや経験の継続によって得た技能。他者より優れた点、また劣る点、好きなこと、嫌いなこと、徹底的に自分を分析し、自己を知り尽くします。これは転職のみならず、現在の仕事、今後の私生活やキャリア・プランにおいても重要な欠かせない要素となります。

(3) 持って行くもの。
目的地までの道のりで必要となるもの。また、道の途中で目的地の変更や選択で役立つもの。
→ これは意思決定能力。これさえ鍛えれば他に必要なし。様々な場面での問題解決は、この意思決定の精度の高さによってプランニングされます。

(4) ドライブテクニックの確認。
クルマの性能をどう活かすかは、ドライバーにかかっています。
→ コミュニケーション能力の基礎的実践。あまり知られていませんが、会話やライティング、日常的においても大いに役立つ知識で、毎日の生活や職場でコミュニケーションを意識し、実行することでレベルは格段に上がります。何より様々な場面で役立ち、様々な応用が効き、意思決定を現実化するために不可欠な能力といえましす。

(5) ガソリンの確保。
クルマはガソリンで動きます。たっぷりあればそれだけ遠くに行くことができますが、ガス欠には気をつけて!
→ 転職期間中の自己資金、失業期間ではもちろん手続きによって失業保険等の給付金がありますが、それ以外に再就職活動での費用や、生活費、あるいは資格を取るのであればそれらの資金が必要です。親と同居して余裕があれば、それほど深刻にはならないかも知れませんが、一人暮らしや家族がいる方は、失業期間中の金銭管理についても無視することはできません。

(6) ドライバーの健康管理。
目的地へ着くまで、ずっと一人で運転します。ストレス等に注意して!
→ 再就職活動を一人で行なっていると、トントン拍子に事が運べば良いのですが、なかなか内定ともらえないこともあり、孤独になりがちで周囲の者も精神的な理解までは及びません。自己管理、ストレスコーピングによって自分でストレスを除去しましょう。

(7) 同乗者。
旅は長くなるかも知れません。道のりの運転は一人ですが、モチベーションを保つため、もう一人を旅の道連れにします。
→ 指揮官を同乗者として連れてゆきます。大切な役割をしてくれる人です。

上記のうち、(1)〜(4)は転職、キャリア・プラン、現在の仕事でも活用できる、実践で必要となる事前知識。できれば、転職に出発する前に準備しておくものです。
(5)〜(7)はリスク要因。出発前でも、出発後でもOKですが、その状況になってからよりも、できるだけ早い方が効果的です。
この(1)〜(7)の後は、現実に転職を行う上で、必要となるテクニカルな部分、「キャリア・プラン」「応募書類の書き方」「面接」「応募企業の管理」「応募書類の管理」「スケジュール管理」など、転職を実践してゆく上で、具体的に必要になるノウハウの基礎となるものです。

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