0417 転職のスキル、準備編14 サンプル理由、企業文化と企業風土

★このブログ0414〜0418までのサンプル理由の解説については0413にあります。
http://d.hatena.ne.jp/sotton/20140501
(4)企業文化と企業風土
★企業文化と企業風土の違いについてはコラム!を参考に
http://d.hatena.ne.jp/sotton+column/20140314/1394822009
ここでは、その違いについて問題視する必要はありません。

4-1<企業文化>
・企業の経営理念、ビジョンが社員や従業員の意識に根付き、一定の規範、責任を持った行動ができる。あるいは、経営理念と現実が乖離し、自社のビジョンを従業員は知らない。

・情報収集の上、戦略、計画、検査、測定、統計データ、緻密な分析、計算を基に目標設定を行い、実践してゆく手法が企業内に浸透している。あるいは、その場しのぎの解決方法の繰返しに感じる。

・創造性、革新性などの企業が成長するためには、新しさの発見や取り入れの積極性を必然とし、改善を実施する知力が求められる。あるいは、それらの意識は低く、大きな改善はこれまでにもないに等しい。

・製品、販売、サービス等の質を高めることにブランド力の構築があるとされ、経営の基本姿勢である。あるいは、そのような意識は感じない。

・意思決定においてスピードを重視している。あるいは、変革のスピードを感じることはない。

・企業内で、縦の指揮系統の徹底の他、横の水平的な意思疎通においても重要とされ、縦と横のコミュニケーションのバランスが有効に構成されている。あるいは、そのような構成は成されていない。

・企業内の地位に関わらず、改善や発展に寄与する提案であれば、誰もがその提案について発言または発表や報告を行うことができる。あるいは、そのような雰囲気も制度もない。

・組織や部門の適切な構成、その部署の活動範囲、他部署との連携や協働が、必要に応じて協力態勢にある。あるいは、そのような連携はなく、むしろ対立的である。

・従業員の様々なチャレンジについて積極的な認識があり、自社に直接利益的、または間接的な事案であっても要件を満たせばチャレンジできる制度や支援が設置されている。あるいは、チャレンジ精神は言葉だけで支援はない。

・従業員の裁量権は職務的地位のほか、その職務の性質や能力評価によって柔軟に与えられる。あるいは、その地位によって権限が確定している。

・リーダーシップ、チームワークを重視した業績評価で、コミュニケーション能力、協調性、役割分担、その必要とされる専門スキルの獲得を問う環境である。あるいは、チームワークの評価やリーダーシップ育成制度はない。

・グローバル経営を内外に打ち出し、グローバルなビジョン、多様性、競争上での差別化を課題とし、人材育成に取組んでいる。あるいは、そのような取組みはない。

・部門、部署、配置について柔軟な変更や異動が建設的に行われる。また、転勤についても従業員本人の意思に基づく適切な異動が成される。あるいは、従業員の意思とは無関係で異動が決定される。

・従業員の健康管理、モチベーション、ワーク・ライフ・バランスなど、やる気や生き方の多様な選択について支援や理解がある。あるいは、そのような配慮は感じられない。

・自社の姿勢は、顧客、取引先、従業員、地域社会の信頼性を第一とした関係を築くことが発展の基であると実践している。あるいは、その一部はあるかも知れない。

・社屋の立地が一等地、話題性のあるビジネス・オフィス、集客性の高い好立地にある。または、好立地ではない。

・企業内で、消費者や取引先等の外部に対し、内部見学やイベント、セミナー等の外部交流を積極的に行っている、または、外部交流に対して何も行っていない。

・企業内にスポーツクラブ、デザインや美術等の芸術系、文芸や音楽、娯楽等のサークルや活動施設などが用意され、社内の文化的交流を支援する態勢がある。または、そのような支援態勢はない。

・企業内に社宅、食堂、スポーツ施設、リゾート施設等があり、社員旅行または個人旅行の支援態勢が整っている。あるいは、それらの社内支援はない。

・出産、育児、介護など、あるいは個人的な長期休暇等の取得が整備、推進されている。もしくは、それらの福祉は充実されていない。

・資格取得支援、セミナー受講、eラーニング、研修、専門的トレーニングなど、企業内の従業員が自主的に教育に取り組めるような制度、スキルを高める活動場を提供している。あるいは、教育についは全て自己負担である。

・リーダーシップの育成を重視して、特別な教育支援態勢がある。あるいは、そのような教育支援態勢はない。

・自社のCSRや文化的活動、あるいはテクノロジーについて内外ともに広報されている。または、そのような情報共有は行われていない。

・内部の通達、連絡、規則、スケジュール等をIT化で共有できる態勢になっている。もしくは、これらの一部のみが共有化されている。

4-2<企業風土>
・経営理念やビジョンについて、組織全体の従業員に強く浸透している。あるいは、個人的な理解程度で実践では乖離がある。

・意思疎通、コミュニケーションに関するバランスは、上意下達、階層的によって隔絶されている傾向がある。あるいは、上下、他部署に対しても気軽にコミュニケーションが取れる。

・企業内の階層的な制度は、その階級によって強い権限があり、上下関係は絶対的でコミュニケーションが一方的な傾向がある。あるいは、指揮系統の階級であって、上下関係は友好的にコミュニケーションが取れる。

・組織内で働く者同士の思いやりや個人的な交流が少ない。全体的に人間関係の希薄さを感じ、同じ職場でも他人の仕事内容をあまり知らない。あるいは、人間関係は友好的で組織内の活力を感じ、仕事内容は共有化され引継ぎができる。

・組織内ではミーティング、ブレインストーミングなどによる、仕事上のコミュニケーションに必ず時間を割く。あるいは、そのような時間作りは殆どない。

・休日にも上司からの誘い、サービス残業、持帰り残業などが日常化している。あるいは、それらは厳しく管理され、不正である意識が強い。

・上司は威圧的で権限は絶対的。そのような雰囲気が継承されている。あるいは、適切な上下関係を築く体質である。

・制度や方法論ではなく、部下に裁量権がほとんどなく、以前から継承されている。あるいは、裁量権の在り方については改善される傾向にある。

・リーダーシップの制度的な育成はなく、凡そ年功順や本人の希望によって昇格できるようになっている。あるいは、リーダーシップをしての評価を受けないと昇格できない制度である。

・不正に関して隠蔽的な処理の傾向、または過去に不正を隠蔽して公になり、社内外から問題視された経緯がある。あるいは、不正に関する対応は2重、3重と厳しく管理、処分される。

・従業員の定着性が悪く、日常的に募集を行っている。あるいは、従業員が辞めることは滅多にない。

4-3<その他、企業文化、企業風土のキーワード>
「現場至上主義」「実績評価主義」「技術至上主義」「知財至上主義」「顧客至上主義」「マニュアル至上主義」「株主至上主義」「売上至上主義」「利益至上主義」「コスト至上主義」「競争主義」「共生主義」「ITシステム至上主義」「資格至上主義」「内部統制至上主義(日本版SOX)」「社内福祉主義」「CSR推進」「コンプライアンス推進」「社内教育推進」「改革主義」「グローバル化」「多国籍化」「能力第一主義」「ダイバシティ」「単独主義」「家族主義」「組織優先主義」「女性管理職が少ない」「女性役員が少ない」「女性軽視を感じる」「他企業との交流」「異業種との交流」「集権的な組織構造」「外資系企業との交流」「社内交流が希薄」「階層的組織」「封建主義的な社内」「上意下達」「水平的組織」「一体感」「スピード感」「新しいモノ好き」、その他。

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