0427 転職のスキル、準備編24 能力と動機

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「基礎的事項」はどのような業種であっても、またどのような職業であっても必要となる自己管理能力です。

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「コミュニケーション・スキル」はカウンセリングやコーチング、交渉術など専門的なトレーニングが必要なスキル、もしくは専門的な職業もありますが、仕事はもちろん、様々な場面で適切な対応が求められ、いちばん日常的に使用するスキルで、意識するだけでも効果は現れ上達します。どんなに知識や技術があっても、このコミュニケーション・スキルが低いと、多くの人から支持され、好意的な関係を築くことは困難でしょう。リーダーシップにしてもコミュニケーション能力が低いと、結局のところ部下はついてこず優秀とは言えません。

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経営学、専門性は、言わば企業内部の役割から、最低限の職種や必要不可欠な能力を表したもので、企業規模の能力であっても、それはそこに働く社員や、役員、取締役等の、それぞれの立場に必要な能力の集合体と言えます。これによって大まかな職業と能力の種類が、これから行う自己能力のヒントとして役立ったのではないでしょうか。

次に自己分析、自己認識するための様々な能力について考えてゆきましょう。
キャリアプラン、キャリアデザイン等の言葉が、前述したこのテキストの文章に何度が出てきました。自分が仕事と向きあい、将来を考えることです。これは特に意識して考えなくとも、時は経過するので「なるようになります」。
また、考えて計画を立てても、その大半は思い描いたようには進まず、余計な苦労が増えるだけかも知れません。「まっ、いいか」的な感覚で、いっそのこと考えることを止めて、仕事以外に楽しいことを見つけて、ラクに暮らせればそれでいい、そう感じるのであれば、それはそれで仕方のないことです。

問題はそのままずっと何十年も先まで、その調子で過ごして行けるのか?おそらく、多くの人が、その生き方のほうが難しいと思っています。自分が苦労を痛感していると、他人はラクそうに、楽しそうに見え、自分が楽しいと、苦労を強いられる者からは「アイツはラクをしやがって」と妬まれるものです。このようなことは、社会に出るまでもなく、誰もが何かしら体験するものです。

小学生が校区の学校に通い、大学生が講義を受けるために入学した大学に通う。しかし、その学校に通う生徒は、他の学校がどのような学校で、授業の雰囲気や学校の大きさ設備、そして、そこの学校に通う生徒の優秀さや、おバカ加減について何も知りません。これと同様で、社会人になっても自分が勤める会社以外のことは何も知り得ません。他の職業、他の業種や業界、仕事の内容や雰囲気や要求される現実的な能力について何も知らないのです。それから知る機会も殆どありません。なので、他人が勤める会社や職業は、なんて楽しそうだろう、ラクそうだろうと見えることが多いかも知れません。

この様々な職業を体験する機会が少ない分、個人的な職業認識の範囲が親の職業に大きく影響されることになります。親が上場企業で営業職であれば、その職業を意識することが必然となり、飲食店であれば子どもの頃から慣れ親しんだ職業であり、医者もそのまま医者を継ぐ者が多く、母親が小学校の先生であればやはり先生や保母さんなどが自然と受け入れやすい職業となるのです。

小学生や中学生の「将来、どのような職業に就いているか?」なんて、卒業文集などに書いた記憶があろうかと思いますが、実際にその夢の職業に就いた者は、全体の2%未満である報告が成されています。高校生の半数以上が将来やってみたい職業がない、とされていて、様々な職業を身近に知らないことも原因の一つですが、これは高校生に限らず、社会に出て働いている大人の方も同じく「自分のやりたいこと」は見つけられないままです。
それから、自分自身が希望する職業や職種が、必ずしも自分が持つ能力と一致しないこともよくあることです。これは

「どうアピールをするか」にもよりますが、転職での書類選考や面接では、過去の経験を重視しますので、以前に勤めていた職種について、あなたが興味も熱意も感じないまま仕事をしていたとしても、相手はあなたが経験した職種で培ったであろう能力に期待を寄せます。これではなかなか職種や職業を変えることはできません。そこで、自分の持っている能力の種類を知り、どの能力がどの職業に役立つのかを想定してアピールする必要が出てきます。また、その職業を選択した動機、どうしてその仕事をしたいのか?とうい強い動機こそが、相手に心理に訴える一番の構成要素として重要なのです。

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