0451 転職のスキル、準備編48 意思決定7

ロジカルシンキング(logical thinking)>

思考法の代名詞がこのロジカルシンキング(論理思考)で、因果関係の構造を紐解いてゆく手法で、問題解決の手順を組立て、そしてそのプロセスを実行し役立て検証してゆくことです。

「考える」ことはその対象となる「問題」があり、問題は多くの場合、複数の要素が絡んでいます。論理思考は、これらの複合的な問いを分類、分解、分析、処理、そして解決へと構成立てて頭の中に、あるいは箇条書きや図解、思考法のツールを使って想定します。

論理思考はいわゆる「垂直思考」で、ゴール(問題解決)に向かって順を追って選択と決定、リスクの排除、軽減を定めてゆきます。時系列的な考え方で、ちょうどシナリオを作成することと似ています。また、シナリオそのものもビジネスの問題解決の手法として使用されています。

一度くらい聞いたことがあるかも知れませんが、ロジカルシンキングの手法はたくさんあり、「帰納法」「演繹法」「ゼロベース思考」「仮説思考」「ミッシー(MECE)」「ロジックツリー」「イシューツリー」「SWOT分析」等など。これらは思考整理のツールとして利用されますが、ここで一つひとつ解説してゆくことは止め、論理思考の概念的な説明とします。

論理思考では、まずどのような事柄を「問題」として扱うか?考えてみれば日常の殆どは問題の連続なのです。夕食のおかずにしても、子どもに新型のスマホを買い与えるか、あるいは来月のプレゼンをどのように構成し、相手の興味を惹くのか?このような事を毎日繰り返して私たちは暮らしているのです。

意思決定をすることは、その対象となる問題があり、問題をどう捉えるか、どのような切り口でアプローチするのかと言う視点があり、次にその問題解決のプロセスを考える段階で具体案の選出があり、そしてより現実的に実行可能な方法の検討があり、そしてそれら全体の構成を考えます。時間的な制約、コスト、着地点、誰が意思決定をすべきなのか、このあたりのことが問題解決の困難なところで、論理的考える他ありません。

問題には「発生した問題」「発見した問題」、解決方法では自己完結もあれば関係者に協力を求めるもの、解決を意味する実行とは他者が理解を示すことです。もっと簡単に言えば「入力」「処理」「出力」で、その部分部分のプロセス、全体の流れを合理的に作り上げてゆきます。

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