0452 転職のスキル、準備編49 意思決定8

<ラテラルシンキング(lateral thinking)>

ロジカルシンキングが対象となる「問い」を深く掘り下げてゆくことに対して、ラテラルシンキングは幅を広げてゆきます。ロジカルは垂直思考(vertical thinking)とされ、ラテラルは水平思考とされています。

ロジカルは論理であるので左脳が働き、ラテラルでは右脳でデザイン等の発想や抽象的な事象を処理する脳と言われています。

この水平思考は、単純に思いつくまま選択の種類や方法を増やすことのように思いますが、そこには視点や発想(フレーミング効果)を変えたり、先入観や固定観念を疑ってアイデアを導き出したり、あるいは既存の知識や技術を組み合わすことで、新たな創造を起こします。ラテラルシンキングは難題の突破や革新性を求めることに力を発揮する思考法です。

問題解決の場合、ロジカルシンキング(前回のブログを参考に!)のみで実際に対応することは不可能と言えます。原因や因果関係、あるいは相関関係などは論理立てた思考ですが、想定や仮定における新案や代替案、そしてアイデア。意思決定を行う場合には必ずいくつかの方法が必要とされます。その方法の有効性や手順を考えることはロジカルですが、方法そのものを発想したり、種類の幅を広げる思考はラテラルと言えます。

ロジカル、ラテラル、この二つの思考法は垂直と水平思考の名の通り、縦の線と横の線が組み合わさって「面」と成り、より意思決定を有効なものにします。

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