0455 転職のスキル、準備編52 意思決定11

意思決定はこのように6つのプロセスで構成され、ロジカル、ラテラル、クリティカル、あるいはゲーム理論の思考法が組み合わさって、実際の意思決定が成されます。

意思決定がどうして大切であるのかは、それは普段の生活においても、仕事上での決定でも、様々な事象は意思決定によって変化するからです。

例に出したアイコさんの場合は、取引先の上司の誕生日、その祝う気持ちをどのように伝えるのか?それを解決が必要とされる問題として捉え、その問題に対して意思決定が成されました。何をどのように決定すれば、より有効な結果をもたらすのか?

しかし、それは一般的には大きく将来を左右するような事柄ではありません。人生では進学や就職、それから結婚や転職、予期してなかった出来事に対し、あるいは仕事において多くの部下を従える場合、立場上で利害関係者が複数に及び金銭的にも高額の取引である場合、その意思決定には将来を大きく変える重大な意味が含まれています。これら意思決定の連続で私たちの将来は確定しゆきます。ですから、意思決定のメカニズムを知り、必要な思考法を身につけることは有益であることに違いありません。トレーニングを繰返し、失敗した時には、どこの部分でどのような思考が不足したのかを検証し、次回の意思決定に改善を加え、つないでゆきましょう。

就職や転職で、就職先や職業を選択する場合、もちろんそこには意思決定が成されます。
ここで勘違いしてはいけないのが、自分が就職したい会社を選ぶことは単なる「選択」であって「選択権」ではありません。選択権をもっているのは就職先である相手の企業です。

つまり、自分に適している職業をみつけ、期待を寄せた企業に応募するところまでは、意思決定通りであっても、あなたを採用する決定権は相手先の企業となります、従って、求職者が選択権を持つのは企業に採用されてからになります。採用されて初めて、その会社で働くかどうかを選択できるのです。

けれども正しい意思決定を行えば、不採用であった場合にも、どの部分が自分に足りないのかを判断するツールとして活用できるようになります。

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