0434　転職のスキル、準備編31　セルフコントロール

＜（19）セルフ・コントロール＞

セルフ・コントロールは、広義では身体面の管理と精神面の制御、そしてストレスコーピング、またそれらに伴う行動までを一括りとして扱うことができます。

身体面とは言わば「体調管理」のことで、ストレッチや運動、食事や栄養管理、そして睡眠などが該当します。ストレスコーピングとはストレス発散の方法で、これは次回に解説します。ここでは精神面、つまりメンタルのことを主として、もう少し噛み砕いて言うと「感情のコントロール」を指しています。

感情コントロールとストレスは相反関係にあります。つまり、ストレスが溜まると感情の波が大きくなり、じぶんでも制御できなくなってきます。

感情コントロールは、自分自身に対する感情もありますが、ほとんどは「他人のための感情」が問題となります。自分で発した感情が相手や周りの人たちが、どのように受け止め影響され、その結果あなたの人格をどう認識して、どのように接してくるのか？そこに重要な意味があります。

あなたの人格はどこにあるのか？という問いは「相手の頭の中」が正解です。自分自身で培った人格ですが、あなたの人格は接する他人の頭の中にしかありません。言葉や行動より「感情」は相手に感覚的に素早く伝わります。従って、感情コントロールは必要で、重要度の高い能力であると言えます。

常に落ち着いて、素直な思考ができないと、誤った感情が発生します。感情のコントロールとは「その場面に応じた適切な感情の在り方」です。自分の気分や感情を、他者への表現として変換する技術ですが、このことは「EQ~心の知能指数」という本に詳しく、参考にしてください。