0083 健康保険1 保険者

公的医療保険、いわゆる「健康保険」のことです。これは国民全員が医療を安心して受けれるように制度化され全員加入義務、従って誰もが低額で病気やケガ等を病院で診てもらえます。

その時に病院で必要になるのが保険証ですが、ナニナニ保険組合と記載されています。国民健康保険ならビニールカバーで緑色の紙に印刷されていたり、保険組合であればプラスティックのカードであったり、カード型ではあるが素材は紙であったり、一見似ていますが、よく見ればデザインも素材も違っていたりします。受けられる医療サービスは殆どかわりませんが、加入先が違うと保険証も少し違っているようです。
 
医療保険は、まず大きく分けて「職域保険」と「地域保険」とがあります。これは勤めている会社や職業によって加入先が決まるか、勤め出はない人で住んでいる場所等で決まるかの違いです。

もう少し細かく説明すると「職域保険」は被用者保険と自営業者保険に分かれ、被用者とは勤め人、サラリーマンのことです。
被用者保険は民間企業であれば?「全国健康保険協会管掌健康保険」、?「組合管掌健康保険」が保険者となっています。「保険者」とは給付を行うところです。
 
もっと大雑把に説明すると?も?も本来、国や行政がやることを代行している感じです。?の方は全国健康保険協会が大元にあってその支部が各地域にあり、主に中小企業の従業員加入が多く、?の方は大企業が単独で組合を設立、あるいは同業種2社以上が合同で設立する組合で、設立した企業の従業員が加入します。

自営業者の場合、国民健康保険になりますが、これも「国民健康保険組合(職域保険)」「市区町村国民健康保険(地域保険)」に分かれます。
あとは船員保険とか、国家公務員共済組合とか、私立学校教職員共済などがあります。

地域保険は、その名の通り地方自治体が窓口となるわけですが、職域保険は、会社や業界などが管掌設立、まあ保険事務代行の組織を作って、そこが加入や給付の窓口にしている仕組みです。そして事業体でもありますから、健康維持促進の企画や啓蒙活動等も行っています。

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