0432 転職のスキル、準備編29 学習

<(36)学習>

仕事でもプライベートでも、その取組に対して学ぶ意識をもっているか、自分に与えられた仕事を「どのように捉えるか」の問題です。何に対しても学習するという姿勢、意識的に動機付けを行い、目的意識を持った経験の、自己の能力を高めることに結びつけてゆきます。

仕事の範囲を狭く捉えてしまえば、その人のスキルの幅は広がることはなく、短調な毎日となります。物事には幅と深さがあるように、仕事についても同じです。体系的に見ることができるか、各パーツとなるスキルが見えるか?

これは「フレーミング技法」で、物事の視点を変えて見ることで、同じ事象が別の意義として認識することができます。

例えば、小売店に勤めている場合、大きな視点で見れば、「社会貢献」→「業界」→「販売事業(会社)」→「担当事業(支社、部署など)」→「小規模組織体(支店、フロア、カテゴリーなど)」→「個人スキル(作業、技能)」と、大まかな流れが在ります。

また、流通事業で見れば「販売」「物流」「流通システム」「物流管理」「会計」「経営管理」「マーケティング」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」と続きます。

個別の仕事に関しても例えば、クレーム処理を考えるとき単純に「嫌な仕事」と心理面だけで受け止めてしまえば、その対応は苦痛でしかありません。しかし、ある種の「攻略」と見れば、様々な技能のパーツが必要であることに気づきます。「基礎コミュニケーション・スキル」「交渉術」「処理のプランニング」「感情コントロール」「専門知識」「報告・連絡・相談」「関係者との連携」などが挙げられます。

このように、学習とは自己の仕事を、様々な角度や広義に捉える力を養い、自己の成長に繋げてゆきます。

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